ビジネスガイド社

月刊ぎふとPREMIUM

月刊ぎふとPREMIUM 2024年12月号 No.663

発行日:2024年12月2日
定価:1,100円(税込)

ギフトショップルポ 四国編

ロワールが拓くデジタルギフト新時代

玩具各社のキダルト・トイ戦略

多角化する終活マーケット

20社122種 チョイスギフト一覧

第99回東京インナーナショナル・ギフト・ショー春2025紹介

月刊ぎふとPREMIUM 12月号 目次

ギフトショップ地域ルポ 四国編

  • 7 本業特化か、第二の柱か。ギフト慣習を守りながら「次の十年」を模索する
  • 8 KAWANO 田宮本店(徳島県徳島市)
  • 10 ハリカ香川三本松店(香川県)
  • 12 ギフトのデパートいつき(愛媛県松山市)
  • 14 くつき百貨店(愛媛県宇和島市)
  • 16 ギフトのさとう(高知県安芸市)

ロワールが拓くデジタルギフト新時代

  • 19 今、まさに第4の創業期。ロワールはデジタルギフトの会社、メモリカの会社になる ロワール 代表取締役社長 梶村正也氏
  • 22 選べるギフトカタログのWEB版「メモリカ」「ギフカ」の強みと特徴
  • 24 地域密着店舗が進める独自提案と若い世代に向けたメモリカの活用 フジキ出雲店
  • 26 おせち、うなぎなどが人気。メモリカをベースに「e-selectgift」も展開 誠和
  • 28 創業70年連続黒字の建築金物商社は販促キャンペーンにメモリカを活用 クマモト

多角化する終活マーケット

  • 32 法律の視点から見た終活 氏森総合法律事務所 代表弁護士 氏森政利氏
  • 34 遺贈ギフトの普及に努める 全国レガシーギフト協会 共同代表 山北洋二氏
  • 36 写真を通じて想いを伝える「フォトアルバム」 バリューブリッジ
  • 38 「私らしい」を叶える葬儀用品 GRAVETOKYO

子ども心を持った大人“キダルト”玩具各社の「キダルト・トイ」戦略

  • 43 数字で見る玩具市場の好調ぶり
  • 44 キダルトが集う国内唯一のポケカ公認ラウンジ  カルチュア・コンビニエンス・クラブ
  • 46 たまごっち 当時の「懐かしさ」を喚起  新たなファッション需要も狙う バンダイ 
  • 48 リカちゃん リカ活ブームを追い風に「今の」リカちゃんとの再会狙う タカラトミー
  • 50 スミスキー ドリームズ/はずる ハナヤマ
  • 51 今の大人が子ども時代に流行ったもの 「懐かしさ」の源流を捉える

チョイスギフト

  • 54 2024年~2025年 チョイスギフト特集 最新チョイスギフト一覧

主要展示会

  • 6 第99回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2025 開催迫る
  • 83 ビジネスガイド社の展示会
  • 84 過去最多の出展社数を記録した第136回広州交易会 日本館の成功裏と共に閉幕

カンパニー・協会・話題・イベント・ショップ・調査・商品特集

  • 30 初主催の工芸アワード「地産地匠アワード2024」授賞式を開催 中川政七商店
  • 40 全互協が葬儀に関するアンケート結果を発表
  • 41 ライフエンディングに関する意識調査
  • 73 2023年日本の電子商取引市場規模
  • 74 第17回LIFE×DESIGN 「FOCAL POINT」注目出展社 平安伸銅工業
  • 76 ギフト・ショーを舞台に、新しいギフトの文化を提案 キャンディーブーケジャパン
  • 78 大丸東京店のショールーミングスペース「明日見世」が複合型体験ストアに
  • 80 「ギフト・ショー」を足場に、様々な企業とのコラボを実現 ai sayama氏
  • 82 国内最大級のキャンドルイベント TOKYO TOWER CANDLE DAYS 2024 開催
  • 86 「福岡デザインアワード2024」受賞商品決定 ふくおか商工会ショップDOCORE(どぉこれ)
  • 88 トークセッション 文化屋雑貨店×松野屋 「雑貨ってなんですか?」

  • 90 「続く」店づくり 第4回「ジュエヌ」 碓井美樹氏
  • 92 ギフトECサイトの処方箋 第130回「薬のネット販売の現状」 エンファクトリー 取締役 CDO 清水正樹氏
  • 95 News & Words 流通市場のキーワード 「『イノベーション』への取り組み」
  • 96 ギフトプロムナード
  • 100 売り場の販促のヒント
  • 102 プラタ通信
  • 103 業界関連ニュース
  • 109 次号予告

月刊ぎふとPREMIUM 12月号 記事詳細

地域ルポ 四国編 本業特化か、第二の柱か。ギフト慣習を守りながら「次の十年」を模索する

四国を構成する四県は、それぞれ名産や観光資源といった特徴がはっきりしている。徳島県は阿波踊りやすだち、香川県はうどんや丸亀うちわ、愛媛県はみかんや今治タオル、高知県はカツオやゆずなど、少し考えただけでいくつものワードが思い浮かぶという人は多いのではないだろうか。一方で四国八十八カ所の霊場を回る「お遍路」など、県の垣根を越えた古くからの風習も存在する。

ギフトに関しては若干の違いはあるものの、四県ともほぼ同様の慣習を持っている。特に仏事では後返しの地域であり、お返しは満中陰志(まんちゅういんし。四十九日の法要を終えた後に香典や弔花をいただいた方へ贈る返礼品)として贈るのが一般的である。

今回は単独店、多店舗展開、異業種傘下のグループ企業など、様々な背景を持つ5 軒を取材した。それぞれ立場は異なるが、少子高齢化の中、いかにギフト文化を守りながら自社の維持発展を目指すかについての方向性は同じだと感じた。

ロワールが拓く デジタルギフト新時代

株式会社ロワールは今年創業90周年、設立75周年を迎えた。

同社ではこの節目の年に、10月には本社を移転、また新しい部署を立ち上げるなど改革、革新を進めている。
また同社 代表取締役社長の梶村正也氏は今、まさに「第4の創業期」だと語り「ギフトカードの会社、メモリカの会社になる」と話し「ギフト業界全体でデジタルギフトの在り方を考え、構築し、守り、伸ばしていきたい」と呼びかける。

同社の取り組みと、同社が提案するメモリカシリーズをはじめとしたデジタルギフト、そしてそのシステムを活用する企業の活用事例を紹介する。
デジタルギフト市場はギフト業界にとっては沃野(よくや)だ。誤解を恐れずに言えば、業界がさらに伸びるための最も大きな武器だ。

このデジタルギフトの新しい時代を同社が切り拓いていくのかもしれない。

多角化する終活マーケット

2012年に「終活」が流行語大賞トップ10に選ばれてから10年以上経った今も「終活ブーム」が続いている。

終活といえば、人生の最期に向けて行う活動を指し、財産整理や今後の介護や医療、葬儀やお墓に関することをエンディングノートに書き残すことなどを連想する人が多いのではないか。その背景には、少子高齢化社会、また自身の親の介護で問題に直面し苦労した経験などから「周囲に迷惑をかけたくない」といった考えも深く関わっていると思われる。
一方、近年では終活に対して「自分のための前向きな活動」という考えも広まっている。これまで歩んできた人生を振り返り、これからの人生を自分らしく有意義に過ごし、そして自分らしい最期で締めくくる。そんな願いに対応すべく「終活」に多種多様な業界が参入し、マーケットは広がりを見せている。

今回の特集では、法律の専門家の視点で終活を始めるにあたり「これだけはやっておいた方がいいこと」をはじめ、自分の財産の活用方法の一つ「遺贈寄付」、人生を振り返り想いを残す「フォトアルバム」、自分らしさを追求した個性あふれる「葬儀用品」について紹介する。

子ども心を持った大人“キダルト”玩具各社の「キダルト・トイ」戦略

2023年度の国内玩具市場規模は前年度比107.1%、1兆193億円となり、初めて1兆円を超えた(一般社団法人 日本玩具協会調べ)。
好調を支えるのが「キダルト」と呼ばれる新たな購買層だ。キッズとアダルトの合成語で「子ども心を持った大人」を意味する。少子化が進む昨今、子どもだけをターゲットにすれば必然的に売上は縮小せざるを得ないが、キダルト層を巻き込むことで一転反撃に転じられる可能性を秘める。それを見込んだ玩具各社は、子どものみならず、キダルト層にも刺さる商品開発、販売促進に力を入れる。

キダルトとは何か―。

新たな消費トレンドである彼らのインサイト、消費行動の特徴を読み解くことは、玩具業界にとどまらず最新の消費者像を理解し、解像度を上げることにも直結する。
本特集では、キダルト層の消費に精通した小売店関係者、キダルト層向けの商品に携わる玩具会社への取材を通して考察する。

広告掲載社様 2024年12月号

  • 芥川製菓株式会社
  • 株式会社アマサキ
  • 株式会社エトワール海渡
  • 五洲薬品株式会社
  • 株式会社三喜
  • ダイキョーオータ株式会社
  • 株式会社タカラトミー
  • 新居田物産株式会社
  • 株式会社バンダイ
  • 株式会社フクヤマ
  • 株式会社プラタ
  • 株式会社紅屋商店
  • 株式会社ロワール
  • 株式会社ワコーファースト商事