
発行日:2026年9月1日
定価:1,100円(税込)
● 第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026バイヤーズガイド
● ギフト・ショーフェア、同時開催展、イベント、セミナー紹介
● ギフト・ショー全出展社リスト
● 伝統と革新
● 文具から広がる、デザインとギフト
● ハンズ創業50周年
ハンズは2026年8月、創業50周年を迎えた。
新しい雑貨や生活用品を発掘し、その魅力を売り場と接客を通じて伝えてきた同社の歩みは、日本の雑貨、そしてパーソナルギフト市場の広がりとも重なる。
50周年創業祭ではメーカー、ブランド、IPなどとの多彩な限定・コラボ企画を展開。一方、スタッフの商品知識や接客力を生かすAI接客も始動した。50年の蓄積を力に、新たな一歩を踏み出すハンズの現在を追った。
第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026(ギフト・ショー)は9月2日~9月4日に「伝統と革新」をテーマに東京ビッグサイトで開催される。
「伝統と革新」は同時開催展を含め「ギフト・ショー」に通底する思想でもある。
日本の伝統技術と、その革新を国内外に向けて発信し、事業者を支援する。それも、ギフト・ショーをはじめとするビジネスガイド社の見本市が果たしてきた役割の一つだ。これまで本誌では5回に渡り、様々な事業者の、産地の「伝統と革新」を取り上げてきた。
今回は、東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026 第20回LIFE × DESIGNに出展する4社・団体の取り組みと出展内容を紹介する。彼らは、伝統工芸や産地に受け継がれてきた技術を、現代のライフスタイルに合わせ進化させている。インバウンド対応、海外販路開拓、協業やOEM、法人ギフト…。
伝統を守るだけではない。新しい市場を生み出す革新が、ここにある。そして、もちろんそんな取り組みをしているのは彼らだけではない。
ギフト・ショーと同時開催展、そしてそこに集う出展社に、ぜひ注目してほしい。
国内の文具・事務用品市場は、決して右肩上がりではない。矢野経済研究所によると、2024年度の市場規模はメーカー出荷金額ベースで3885億2000万円、前年度比0.9%減。2025年度も0.4%減が予測されている。
ペーパーレス化やオフィス需要の停滞、少子化、学校教育のデジタル化などを背景に、市場全体では縮小傾向が続く。
一方で、中身を見ると違った景色が見えてくる。2024年度は紙製品、事務用品が前年を下回る中、筆記具はプラス成長。趣味や自己表現のための文具、高機能・高付加価値商品、アート&クラフト、ライフログ、推し活関連など、個人需要を狙った商品開発も活発だ。矢野経済研究所は、この変化を文具・事務用品の「必需品」から「嗜好品」へのシフトと捉えている。
経済産業省の鉱工業指数でも、紙や印刷業の生産指数が長期的に低下する一方、ボールペン、マーカーペン、シャープペンシルで構成される「文具」は、コロナ禍による落ち込みから回復後、底堅く推移している。さらに国産筆記具の輸出額は、2019年から2023年にかけて15%以上増加。高い機能性や品質、多彩なデザインを持つ日本の文具は、海外でも支持を広げている。
つまり、文具の市場がなくなっているのではない。その価値と売れ方が変わっている。
仕事や勉強に必要だから買うものから、自分で選び、使うことを楽しみ、ときには誰かに贈るものへ。文具とデザイン、趣味、コミュニケーション、ギフトとの境界は、ますます曖昧になっている。
こうした変化は、ギフト市場にとっても大きな商機だ。本誌「月刊ぎふとPREMIUM」と東京インターナショナル・ギフト・ショーでは、今後、文具カテゴリーに改めて力を入れ、新しい商品、新しい作り手、新しい販路との出会いを発信していく。今回はそのキックオフとして「文紙MESSE2026」の模様と、ギフト・ショーに出展する注目企業2社を紹介する。