発行日:2023年12月28日
定価:1,100円(税込)
● 巻頭特集 2024年ギフト新時代 トップ8人の決意
● 連続特集 「ウェルネス、80億人のギフト」 第3回
● eスポーツ 周辺産業への展開可能性
● お酒ギフト
コロナ禍も明け、ギフト流通も新時代を迎えています。今回は、ギフト問屋6社とギフトに携わる注目商社、メーカーのトップインタビューから2024年のギフト流通の方向性と可能性を追求しました。トップ8人の言葉から見えてきたその未来…ギフト流通にはまだまだ大きな可能性があります。
フェムテックが急速に浸透し、男性の健康・美容への意識も向上。性別を問わず健やかに過ごせる社会実現への機運が高まっています。
今回の「ウェルネス、80億人のギフト」では「ジェンダーフリーウェルビーイング」と「イノベーション」をテーマに、日本・アジアのフェムテック市場を牽引するfermata(フェルマータ)や、「隠れ我慢」のない社会を目指す「#OneMoreChoice プロジェクト」を推進するツムラおよび関係企業に取材。メンズ美容に関する最新調査データについても考察しました。
さらに、生活の木 代表取締役社長CEOの重永忠氏への年頭特別トップインタビューも実施しました。
「eスポーツ」が盛り上がりを見せている。2022年の国内市場は前年比約1.5倍の116億円。2025年までに179億円まで拡大するとも言われており、将来性ある市場に目を付けた企業や自治体が続々と参入している。
本記事では、eスポーツ市場に参入した百貨店、家具総合商社などに取材し、eスポーツの現状と今後の周辺産業への展開可能性について紹介する。
近年、高品質な"お酒ギフト"が注目されている。食品ギフト市場白書2022(矢野経済研究所)によると、酒販市場の動向は「新型コロナウイルス感染症を経て、料飲店での消費が減少し、家呑みへの移行が進んだ」とされている。糖質フリーなど、健康志向の商品を好む消費者も増えるなか、コロナ禍終息によって料飲店での需要、自家需要がどのような動向を見せるかに注目が集まる。
近年の飲料ギフトの傾向として、嗜好品に関しては「高品質・高価格」と「低価格路線」の二極化が見られる。酒類ギフトの市場規模自体は縮小傾向にあり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による人との接触機会の減少や、健康志向の高まりなどが要因であると報告されている。一方「父の日」「母の日」「敬老の日」「誕生日」などにおける、ギフトとしてのお酒のニーズには高級品志向の傾向が現れているという。また、酒類ギフトのオケージョンでは中元・歳暮が需要の中心となっている。
2024年2月6日~8日に開催する第35回グルメ&ダイニングスタイルショー春2024(GDS)」では「クラフトドリンク&リカー展」が開催される。国内で地域の素材を活用したこだわりの製品を作る事業者や、海外の製品を日本市場に提案する輸入商社など、今後酒類ギフト市場での活躍が期待される事業者が集まる。
前述したように「普段より少し良いものを」という消費者の傾向は今後の酒類市場において重要な要素となるであろう。原料や製法へのこだわり、生産者の想いが込められたラベルデザインは、他製品との差別化を図るうえで重要なブランディングの方法となっている。
今回は2024年2月6日~8日に東京ビッグサイト 東展示棟で開催される「第35回グルメ&ダイニングスタイルショー春2024」の注目企画「クラフトドリンク&リカー展」の出展社をはじめとする4企業に取材を行い、製品へのこだわりや魅力について話を聞いた。