発行日:2023年4月3日
定価:1,000円(税込)
● 特集 販促のチカラ
● 2023年の生活雑貨小売業のあり方を問う
オムニチャネル、戦略的MD開発による新たな“売り場”を作ろう!
● 日本のモノづくりと魅力発信
販促・企業ギフト・マーケティングの国際的な専門見本市「第67回インターナショナルプレミアム・インセンティブブショー春2023」(PIショー)が2023年4月12日(水)・13日(木)・14日(金)の3日間、東京池袋・サンシャインシティ 文化会館ビル コンベンションセンターで開催される。
今回の開催テーマは「販促の“チカラ”を最大限に引き出すツールを大公開」。時代の変化に対応した様々な販促ツール・サービスを会場から発信する。
そこで、今回はPIショーの注目出展社や新規出展社、日本アドバタイザーズ協会 中島 聡新専務理事インタビュー、また注目を集める音声メディア市場への取材分析から、今、求められる「販促」の在り方を追求する。
コロナ禍が生活の中でノーマル化して、小売業においてもECの伸長が一段落。リアル店舗のあり方が、今一度問われる現状において、新たな店舗を開発するにはどうしたらいいのか。今月号では戦略、戦術の両面で新たな売り場づくりの方策を探る。
一つには、デジタルを活用したECとリアル店舗の融合を目指すオムニチャネル、OMO、O2O的な店舗運営であり、もう一つは従来の延長線上にはあるものの、戦略的に新たなMDを取り込んで、魅力的な売り場を作る方法である。
前者では、丸井のリアル店舗への出店を応援する『OMEMIE』、b8taの「売らない店、売ります」プロジェクト、JR東日本のショールーミング「&found」によるハイブリット型店舗。
後者では ポップアップショップでさらなる顧客開拓を狙うイケア、雑貨店でも書籍を扱えるという八木書店によるバーゲンブックの卸、SDGsの観点から生まれた菓子を開発する大手雑貨チェーン、ハンプティーダンプティー、対面型の売り場でセルフネイルの素晴らしさを訴える(株)モンテ、大人の男のこだわりの観点から“売れなくていい”高級家具を開発した(株)トークの例から、デジタル、アナログの両面でどのような展開が考えられるのか。今後の雑貨店のあるべき姿を探った。
インバウンド需要の回復も期待される中で「日本のモノづくり」がますます注目を集めている。小誌では今号からシリーズとして、日本のモノづくりに携わる企業や団体、そしてそうした「日本のモノ」の魅力を発信する事例を紹介する。
今号では、この4月には7年目を迎えるビームス ジャパンの取り組みや東京ミッドタウン八重洲と注目テナントのレポート、また東京都労働産業局が推進する江戸東京きらりプロジェクトの事例から、日本のモノづくりの今とその魅力に迫った。