発行日:2022年10月3日
定価:1,000円(税込)
● リアル店舗の復権!ポップアップショップなどの実店舗にしかない“お店の武器”を活かせ!
● 特別連載企画 世界の逸品を尋ねる Kingdom of Thailand 第5回「タイ」
● 身体と心の健康のために! ヘルスケア関連商品
コロナ禍を経てネット販売はますます、活況を呈している。忙しくて店頭に足を運ぶ時間がない、珍しい掘り出し物を見つけたいなど、現代人のニーズを満たす「ネットショッピング」は、もはや生活者の生活に欠かすことの出来ない存在となり、今後もデジタル化の流れを汲んでECサイトによる売上増加の勢いは加速していくことは間違いない。
一方、リアル店舗の置かれた状況はどうか?電通デジタルが実施した「リテールDX調査・2021年版」によると、コロナ収束後に生活者がリアル店舗に求めるのは、実物に触れることによる「確信」と「驚き」であるという。また、経済産業省の電子商取引に関する市場調査によると、リアル店舗を利用した消費者の約7割が「直接商品に触れる・試せる」ことを利点に挙げている。いかにDX、デジタル化が進もうとも、消費者はリアル店舗に多くのことを求めている。そのポイントは何か?今月号では、ポップアップショップに着目した。
英語で「突然現れる」といった意味を持ち、その名の通り、いきなり出店してすぐに消えてしまい、また、催事に出店する期間限定の店とは異なり、イベント性が重視される傾向にあるのがポップアップストア。そのため、実施する企業や企画ごとの特徴が表れやすいという。
個性的であり、店員と顧客、見込み客とのコミュニケーションの場を比較的容易に設けることができるポップアップショップの可能性を、その他、リアル店舗の良さを生かしたMDを展開している企業の実例と共に探り、“リアル店舗復権”の足掛かりとしたい。
今年は日タイ修好135周年にあたる。ジェトロ世界貿易投資報告2021年版によれば、タイの2020年の輸入額を国別に見ると、日本は約277億ドルと世界第2位、また輸出額でも日本は228億と世界第3位。両国は極めて重要な貿易パートナーでもある。
またコロナ禍でも日系企業のタイへの進出は進んでいる。ジェトロバンコク事務所「タイ日系企業進出動向調査2020」によれば、タイで活動が確認された日系企業は5856社と2017年調査時の5444社と比較して412社増加している。またタイでは2021年1月には「BCG(バイオ・循環型・グリーン)エコノミー」を国家戦略モデルに据えると表明。その取り組みにも注目が集まっている。
第94回東京インターナショナル・ギフト・ショーでも、タイは3つのブースに出展した。そのブース取材、そしてタイ国大使館 商務公使 キッティワット・パッシムナン閣下へのインタビューからタイの魅力に迫った。
SDGsへの関心の高まりや新型コロナ禍の影響により、プラントベース食品が注目され、家庭菜園などが人気になっている。
今回は「環境と身体にやさしいギフト」をテーマに、家庭菜園・プラントベース食品を提供している企業、そして10月5日(水)~7日(金)に開催される「第66回インターナショナルプレミアム・インセンティブショー秋2022」出展社の中から環境と持続可能な社会に配慮した商品を扱う企業をピックアップした。全7社の取り組みとその素晴らしい商品を紹介していこう。