発行日:2022年7月1日
定価:1,000円(税込)
● 特集 地域ルポ 北陸編
afterコロナを勝ち抜く、北陸のギフト関連事業者の実店舗戦略とは
● Z世代マーケティング
デジタルに物事を捉える世代を対象に、いかにビジネスを行うか?
● 特集 「食、オーガニックとギフト」
● 商品特集 備えあれば憂いなし。
「防災グッズ」で安心な毎日を!
● 特別企画 成長を続けるクラフトビール市場
広がるクラフトドリンクワールドに注目する
ギフト業は単に商品を販売するだけでなく、しきたりやギフトに込めた思いを形として提案することが大切であり、実店舗による販売戦略が重要である。
現在ギフトを取り巻く環境はECの伸張などを筆頭に大きく変化している。また新型コロナ禍は特に冠婚葬祭に携わるギフト事業者にとってここ数年大きな影響を与えてきた。afterコロナが本格的に見えてきた現在、ギフトに携わる我々はどのような対策を取れば良いのだろうか。
今号では北陸3県に実際に足を運び、多店舗展開を行う店舗やオリジナルギフトを標榜する店、江戸時代から続く地元に根ざした店舗や地方百貨店など、北陸地方でギフトに携わる企業5社に取材した。
各社に地域特性やオリジナル商品の展開、商圏との接点、新型コロナの影響や未来の展望などを取材することで、これからの時代の普遍的なギフト業のあり方のようなものが見えてきたのではないかと感じている。
「Z世代」とは、ここ数年、アメリカを中心とした欧米諸国で、概ね1990年代中盤(または2000年代序盤)以降に生まれた世代を指す言葉として、「ジェネレーションX」と「ジェネレーションY」(この世代はミレニアム世代とも呼ばれる)に続く世代の総称として使われ始めている。
日本においては、90年後半から 2010年頃の生まれで、現在10代~20代前半の若者で、物心ついた頃には、スマートフォンや SNSなどが身近に存在しており、それと共に育ってきている、デジタルネイティブとも呼ばれる世代を指す。
環境問題やSDGs、LGBTなども身近なトピックとして捉えていることなどが、大きく世代として捉えた場合の特徴で、さらには、少子化が進む日本では当てはまらないが、移民・難民やその子どもも多い欧米諸国では、このZ世代の人口が他に比べて多いことから、今後のマーケットのボリュームゾーンとして、その嗜好、志向の特性を掴む研究が必須とされているのだ。
今月号では、そのZ世代を中心とした広く「デジタル世代」を対象にしたマーケティングの事例を紹介したい。
「食」はギフトにおいても重要なカテゴリーの一つ。本企画は、伝統的かつサステナブルな製法で商品作りを行うメーカーや、生産者を支えるような店舗を運営するリテールの取り組みを紹介する。
地震や台風などの自然災害で、いつ誰が被災者になるかわからない時代。防災用品は、必要なものを準備しておくことが大切。今回は防災への生活者の心の持ち方を検証し、併せていつもの時も、もしもの時にも、傍にあって暮らしに安心感を与えてくれるアイテムに注目してみた。
現在クラフトビールやクラフトコーラなどのクラフトドリンクが人気を集めている。原料や製法にこだわり、独自の製法で造られる個性豊かなクラフトドリンク&リカーは、まさに地域活性化の切り札とも言えるアイテムといえる。
9月7日(水)~9日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第32回グルメ&ダイニングスタイルショー秋2022」において「クラフト ドリンク&リカー展」が開催される。そこでここではまずクラフト ドリンク&リカーを取り巻く環境を解説、次いでクラフト ドリンク&リカー展の出展社の生の声を紹介する。